第12回山形国際ムービーフェスティバル

日時:11/11(金)・12(土)・13(日)場所:シネマコンプレックスMOVIE ON やまがた

キッチン

作品概要

キッチン

監督 あべ美佳  脚本 あべ美佳
出演 月影瞳 岡雅史
(29分52秒)

生きることは食べること、恋することは食べること。

ラジオの人気DJ・真理子は、一回りも年下の俳優・仁之介と暮らし始めてそろそろ1年だ。下積みが長い仁之介は、たくさんバイトを経験しているおかげで、料理がとても上手だった。季節の食材を使い、毎回器用に料理を作る姿は、見ているだけで楽しい。仁之介が家に来る前は、外食ばかりだった真理子だが、今はキッチンに立つ仁之介を眺めながら、家でお酒を飲むのが何よりの癒しになっている。──この時間が永遠に続くことはない、と感じながらも、真理子は今を楽しもうとしていた。そして、季節は移る。バイトの傍ら、オーディションでチャンスを掴もうとする仁之介を真理子は支えた。二人の関係性は季節を追うごとに変化していくのだった。

監督プロフィール

あべ美佳

あべ美佳 あべ みか
1971年・山形県尾花沢市生まれ
東京都在住
2002年、『沈まない骨』で日本テレビシナリオ登龍門優秀賞を受賞し、脚本家に。2012年、『雪まんま』で長編小説デビュー。近著に『いしゃ先生』がある。現在、婦人之友にて小説『あしたを乗せて 東京バスガール物語』を連載中。

この作品で伝えたかったこと

人間の関係性が一番良く現れる場所・キッチンにカメラを置き、同棲カップルの心の変化を覗きます。2人はその時、どんな食材を使い、どんな料理をつくるのか。春夏秋冬、季節を追うごとに変化していく関係性は、つくる料理と選ぶ食材にも現れるのです。生きることは食べること、恋することは食べること──そんなメッセージを込めました。

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