

ははお屋
監督 戸塚富士丸 脚本 戸塚富士丸
出演 三浦聖樹 桑田映介 秋川百合子
(14分6秒)
おいしい料理と温かい人、それだけで心が変わることがあるのだ。
若者文化を象徴する街、東京都渋谷。この街で、女ギャル社長が経営する無農薬野菜の訪問販売会社で働くやんちゃな純也は、仕事にも野菜にも興味がない。社長がギャルという理由だけで働く純也は、訪問先のお客に対しても無礼極まりない態度だった。野菜が売れず気だるく歩く純也は、ははお屋という店を見つけた。導かれるように入った店内には、純也が普段接することのないおばちゃんとおっちゃんがいた。温かくて優しいおばちゃんの作る料理と、口は悪くても人情味溢れるおっちゃんに接した純也は、親の手料理と温もりを思い出す。そして純也の生活は変わり始めた。働く事、野菜のおいしさ、人と接する楽しさを実感した純也。そして長く会っていない母親の元へ向かうのだった。


戸塚富士丸 とつかふじまる
1986年・愛知県生まれ

ずっと会っていないあの人も、懐かしいあの味も、あの匂いや温もり、言葉も全て、忘れていく。生活しているだけで多くの事を忘れていく。でも、そんな忘れがちな何かを思い出させてくれるものも、まさに人であり、味であり、匂いや人と接した時に感じる温もりや言葉だったりする。人生を少しだけ変えるような出来事は、案外近くに転がっているかもしれない。

